【読書】金持ち父さん貧乏父さん
金持ち父さん貧乏父さん
著者︰ロバートキヨサキ
お気に入り度 ★★★★
皆さんはお金をどのように使っているでしょうか。
計画的に貯金している人もいれば、使い切ってしまう人もいると思います。
この本は、私が投資についての勉強をしだした初期に読んだ本です。
お金持ちになりたいのならば、お金に余裕を持ちたいのならば、何にお金を使うべきなのでしょうか。
その一つの答えがこの本にまとめられています。
以下に当てはまる方はぜひ読んでみていただきたいです。
・投資やお金について興味がある方
・毎日働いているのにお金が出ていくばっかしでどうしたらいいのかわからない方
・まとまったお金をただ銀行に預けていることに違和感を感じている方
【概要】
著者のロバート・キヨサキには二人の父親がいました。
一人は実の父親 貧乏父さん、もう一人は友達のマイクの父親 金持ち父さんです。
貧乏父さんは一生懸命働くが、働いたお金は家のローン等の支払いに消えていってしまいます。
金持ち父さんはお金を自分のために働かせることによりお金持ちになっていきます。
著者は金持ち父さんからお金のことについて学んでいきます。
【本のポイント】
この本にのポイントは一つだけです。
「負債でなく資産を買う」
本を読んでいくと、貧乏父さんは一般的な日本人です。
車を買って、マイホームを買って、何十年もそのローンを支払うために働き続けます。
このローンは負債です。
給料が負債の支払いに消えていってしまっている状態を、著者はラットレースと呼んでいます。
いくら稼いでも負債の支払いにお金が消えていく様子を、回し車をねずみがいくら回しても前に進まないのと例えているのですね。
ラットレースを脱出するためには、資産を買うしかありません。
資産とは、お金をあなたに生み出してくれるものです。
負債とは、あなたからお金を奪っていくものです。
例えば、マイホームはどちらでしょうか。
人に貸し出して、お金を生み出しているならば資産です。
値上がりした後売ることで利益が出せるならば資産です。
ただ、現状の日本においてほとんどの人のマイホームは負債となります。
当書では、資産として以下の7つを上げております。
これらを買っていかないとラットレースから抜け出すことはできません。
1.自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
2.株
3.債券
4.収入を生む不動産
5.手形、借用証書
7.その他、価値のがあるもの、収入を生み出すもの
【おわりに】
もしこういったお金や投資に関する本を読んだことがない方ならば、このような考え方があることに驚かれるかもしれません。
そもそも日本で普通のサラリーマンの子供ならば、お金について学ぶことがないからです。
自分の給料からどのような税金や社会保険料が引かれているかもわからない方が多数ではないでしょうか。
(私もそのうちの一人です。いまだに全然わかりません…)
そんな方々に是非一度読んでいただきたい本であります。
実践せずとも、「こういった考え方があるのか」と感じるだけでも大きな収穫になると思います。
最後の7つの資産の中で私が選んだのは株でした。
ビジネスは難しく、人口が減っていく日本で不動産は難しいかと考えたからです。
(不動産投資の本を何冊か読んだこともありますが…)
ただ、いざ行動に移そうとしたとき、大きな壁が立ちふさがります。
「なんの株をかえばいいんだ!?」
次回はこの疑問に対する一つの答えを出してくれた本を紹介します。
ではでは
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